2014年9月7日

美術館をハシゴしてみました

オグハチデーの報告がうまくまとめられないまま、結構経ってしまいました。川上です。
9月6日土曜日の昨日、美術館めぐりしてきました。わー、インテリジェンスな響き!
フリーランスでやっているので平日に行けばいいと思っていたのですが、思いの外時間がとれなかったのです。

ありがとうめいぷるーぷ。私観光客じゃないけど!

まわりたい美術館と美術展は以下

この最後2つが同時にやるのが昨日のみだったんですよね。
で、まわるのに一番役に立ったのが
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この「めいぷるーぷ」という観光バス。
これなら1日乗車券を買えば400円で無駄なく全部まわれます。本当は観光客向けのバスなのですが。

しかも、
先に1日券買っちゃえ、と広島駅新幹線口の高速バスきっぷ売り場で「広島県立美術館のムーミン展と1日乗車券セット 1300円」が!
ムーミン展の当日券は1200円なので、実質+100円でこのバス乗り放題です。オトク!!
(というかコレなんでもっとアピールしないんだろう……)

元々「ドリス・サルセド→ムーミン→ぐりとぐら」で考えていましたがこっちのバスルートに合わせて「ムーミン→ぐりとぐら→ドリス・サルセド」に変更。
これが正直ちょっと失敗でしたけども。

10:15 ちょっと大人向け展示のムーミン展

ムーミン展すごい人出
※カットの字を間違えているのに今気付きました。「人手」→「人出」です

いきなり結構人が並んでいました。さすが最終日+土曜日。入口から数メートルは列があります。しかもなかなか動かない。係の方が「順番に見なくてもいいですよー並ばなくてもいいですよー」って言っているのにもかかわらず…


展示を見て納得しました。当たり前と言えばそうなのですが、原画のほとんどが挿絵なのでサイズが小さい上ので大きな絵のようにちょっと離れて見ることができません。列が動かない理由がよく分かります。
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さらに展示の高さがちょっと高いというか普通の美術展くらいの高さになっているので、ちっちゃい子供が見えて無いみたいで、周りからちらほら聞こえる「見えないよぉぉー」「だっこー!」という泣き声。親御さんも普通のだっこじゃなくて、展示品が見えるように斜めにだっこしなきゃならないもんでちょっときつそう。で、降ろす→こども泣く のコンボ。
あぁ、コレ大人向けの美術展なんだなー…。
展示の量が結構あったので、昔のちょっと粗めで絵本チックな線→線が太くなり単純化?された線→線が細く戻り端正な線になっていく様子が見えて楽しかったです(線の感想はあくまで個人のものです)。

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展示の最後にムーミン谷のジオラマ?みたいなものがあったのは、お子さんには良かったかも(ここは撮影可)

13:20 こどもハイテンション ぐりとぐら展

昼ごはんを軽くすませてひろしま美術館へ。こっちもちっちゃい子が多い!…けどさっきのムーミン展ほど混んでませんでした。
展示会場に入るなり撮影コーナー
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フェルト?でできたぐりとぐらの小物や帽子もあって、何より撮影背景としてあのおおきなタマゴが!
丁度3歳くらいの男の子が青い帽子とカステラを持って撮影中。かわいい!お子さんのいる方は是非やるべきです。あれはかわいい。

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中の展示もこどもが見る前提というか、さっきのムーミンと比べると展示の高さが低い。あと絵が(さっきよりは)大きいので、そこまで顔を近づけなくても見ることができる。これは原画サイズの差なのでしょうが無いと思います。ムーミン展の場合、原価を拡大して展示されると折角の端正で精密な線を味わうことができないわけですし。
あと、絵本や版下を転じている台?みたいなのが木でできていてこれが柔らかい感じというか、いかにも幼稚園・保育園ぽくてでいいです。

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あとこども向けだなぁと思ったのが、会場内にいくつもある2-3メートルはある大きな絵本みたいなモチーフ。そしておはなしに出てきたくまさんの毛糸玉や大きなかぼちゃの模型を作っておいてるところ!
かぼちゃや毛糸玉は触っちゃいけないんですが、触って注意されているこども多かったです。あれは触っちゃうよ…

会場の最後に絵本コーナー。あと塗り絵コーナー。壁には事前に募集をかけたぐりとぐらのお絵かきが。
まあ大体幼稚園くらいから小学校中学年くらいがメインで、多いのが「あのカステラ」のシーンに自分が居るところ。おもしろかったのは自分とぐりとぐらの大きさを一緒に描いてるんですよね。絵本で人間の女の子が出た時はぐりぐらより大きく描かれてあったのに。彼らにはあれがいいんだろうなー。

15:20 素に戻ったドリス・サルセド展

元々現代美術は好きではないのですが、何度も見てりゃ変わってくるだろう という理由をつけてちょくちょく見るようにしています。
というのもあり、またテーマが重くヘビーなのもあって、ホンワカしていた気分が急に素に戻された気がしました。
相変わらず沢山の「?」が浮かびながら見て回ったので、それ以上の感想はあんまりないのです。
コレを最初に見ておけば良かったな…

kawakami